11月に入って昼夜の寒暖差が激しくなり、徐々に冬が近づいてきましたね。
肌寒さを感じることも多くなっているので、体調管理には気を付けていきたいものです。
さて、今回紹介する装具は硬性コルセットの加工例です。
前回軟性コルセットにて、人工肛門のストーマと干渉しないように加工した例を紹介していましたが、
今回は硬性コルセットで製作した例を紹介します。
軟性コルセット同様、ストーマが干渉しないようにフレーム材(支柱)を避けて組み立てていきます。
今回は右下腹部にストーマがある患者様でした。
ストーマの位置に対してピンポイントに空間を作るのではなく、多少コルセットが動いても干渉しないようにゆとりを持たせるようにします。
ベルト位置に関しても干渉しないように、かつ効果的に締め込みができるように、カシメ位置を工夫しています。
コルセットに限らず、オーダーメイド・既製品ともに調整や工夫を必要とする場面は多々ありますので
状況に応じた柔軟な発想・対応を常に心がけていきたいものです。